2014年3月8日土曜日

#33 俺のアウトドア道具:グレゴリーZ35

2014.3.8
こんにちわ。ジャックランタンです。3月に入ってもまだ寒いですね。ブログの履歴なんかを見てますと、冬の間は道具のレビューなんかがアクセスが多くて、外遊びネタは不人気。やはり巷の皆さん冬は外遊びの出足が鈍いのかななんて思っております。そのせいでしょうか、先月2月には初めて、私のブログ経由で大きな商品が売れました。どこのどなたか存じ上げませんが、Caravan C2-02をお買い上げ下さった方、ありがとうございます!私なんかの拙いレビューを参考にして下さって本当に嬉しい限りです。これを励みに少しでも皆さんのお役にたてるようなレビューをこれからも目指していきます。


という訳で、今日は露骨にアクセス数増加を意識しながら、グレゴリーの Z35を紹介したいと思いますw。現在、僕はこいつを低登山用のメインザックとして使用しております。実はこいつは2代目メインザックでして、その前まではドイツの雄ドイター Futura 26を使用しておりました。背面メッシュ、2気室、分類に便利なサイドポケット、なにより日帰り登山にはジャストサイズでした。




         

だがしかし!あるとき僕は大変なことに気づいてしまった。「なんか腰ベルトの位置高すぎひん?」そうなのです。登山初心者の僕はザックのサイズばかり気にしてしまい、背面サイズには全く気が回らなかっだのだ。大型ザックは背面調節が出来るので問題ないけど、40L付近のザック、しかも背面メッシュになっているものは調整出来るのが殆どない。同じモデルでもサイズを選ばないといけなかったのだ。上の写真で分かるでしょうか、腰ベルトが明らかに骨盤より上に来ている。使えないことはないけど、使い心地は良くない。買ったばかりの当時はそんなもんだと思ってたけど、やたら肩が凝るようなったので別のザックに興味を持ち始めたら、この背面サイズ問題に気づいたのだ。

さて、次のメインザックは何にしようかいなと嬉しい悩みを持て余していたジャックランタン。Futuraが相当気入っていたので、「別サイズ買い直してやろか」とも思ったけど、まさかの背面1サイズ展開。リッター大きめモデルも検討したけど、なんか色がピントきいひんな…。「もう少し配色にセンスがあったらいいのに~」なんて思っていた頃、石井スポーツの特売セールにこいつが売り出されていました。



グレゴリーZ35

本当はグレーがよかったけど、こいつしかなかった。関西が誇る阪急電車と同じ小豆色。渋すぎる!だけど背負い心地は抜群。サイズが合ってなかったザックに比べて、体感荷重が全く違う。腰に重さが分散されているのだ。身長約178㎝の僕はLサイズを選びました。Z35とか言うとるけど、Lサイズは容量38Lになる。日帰り登山には明らかにデカすぎるけど、まあ一番体にしっくりくるんやからしゃーない。大は小を兼ねるってことで自らを納得させる。



底には同色のレインカバーが付属してます。


正面に大型ポケットが付いてるけど、
コンプレッションベルトと一体型なので個人的には使いにくい。


ハイドレーションパックいれ。ひっかけは2フックタイプ。


ハイドレーションパックの種類によっては、こんな工夫が必要かも。


昔はドイターくらいしか出していなかったメッシュの背面。
でもグレゴリーこだわりの背負い心地はメッシュになってもバッチリ。


 
雨蓋の前後にポケットが付いています。





さて、一通り紹介したところで実際の荷物を詰めてみます。上が僕の日帰り登山の標準装備です。

 1 ストック                       
 2 雨具(下)                          
 3 雨具(上)                                
 4 ゲイター                                          
 5 手ぶくろ                                        
 6 地図                                              
 7 スポーク                            
 8 ガスカートリッジ                                   
 9 ガスバーナー               
10 ガス台ホルダー
11  コッヘル
12  応急処置セット
13  エマージェンシーセット
14  コンパス、ヘッドライト、他小物
15  座布団
16  お風呂セット
17 ハイドレーションパック(3L)

これらを順にザックに詰めていきます。

雨蓋に雨具と地図

雨蓋内側にはヘッドライト等の小物類

水3リットル入りのハイドレーションパック
コッヘル
ポーチ2つ


まだまだ余裕があるので急遽フリースを2枚追加


で、中身はこんな感じ。まだまだ余裕。
食料を入れるには十分すぎるスペースがある。


  
横から見た感じ。
荷物が少ないので雨蓋に荷物が少し落ちている。
約40Lだから、1泊位の山小屋泊も十分対応できる。



 
前後から見た感じ。
ベルトが骨盤をがっちりキャッチ。


で僕なりに長短所まとめてみました。

長所
・背負い心地:ものすごく背負いやすい。

・腰ベルト:作りがよく、効率よく荷重を分散する。

・腰ベルトのポケット:コンデジがちょうど収まるサイズ。チャックも開けやすくて◎

・背面メッシュ:夏場はメッシュじゃないと背中が地獄です。その点これは涼しい。

・サイズ:日帰り登山から、山小屋泊まで。守備範囲が広い。


短所
・1気室:初代が2気室やったからどうしても比べてしまう。個人的な意見だけど2気室の方が荷物が整理しやすい。

・フロントポケット:コンプレッションベルトと連動してるので、少々使いにくい。

・ストック専用ホルダーがない:とりあえずサイドポケットにつっこんでるけど、ホルダーのあった方が便利でしょ。



総合的に見てZ35かなり気に入ってます。確かに物足りない点(短所)もありますが、肝心要の背負い心地や基本性能がそれらを大きく凌駕しているからです。当初気に入らなかった色も、今では派手すぎず、大人らしいおしゃれな色と思って愛着もでてきてます。何てったて阪急マルーンと同じですからw。


どうでしょう。ここまで参考になったでしょうか。登山初心者へのアドバイスでよく「ザックは日帰りなら25L、山小屋なら35L~40L」といったアドバイスをよく見かけます。私もそれを信じて26LのFutura買った訳ですが、今後それにプラス「背面サイズ」を意識されるたらどうでしょうか。40L位までならコンプレッションベルトでしばれば、十分日帰り登山に使えます。


PS:お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、Futuraは現在トマトが使ってますw まだまだ現役続行です。




   こちらはZ35のニューモデル