2013年5月25日土曜日

#13 一人ぼっちの比良山縦走 その②:1日目

2013.4.28
4月28、29日と滋賀県の比良山を縦走してきました。計画では1日目はドン谷から権現山に入って、尾根伝いに蓬萊山を通って南比良峠。一日目は金糞峠でテント泊。2日目は八雲ヶ原、武奈ヶ岳、釣瓶岳、地蔵山そして蛇谷ヶ峰を抜けて目指すは朽木温泉です。


JR湖西線に乗って、おなじみ堅田駅まで。そこから堅田駅江若バスで30分ほどで平に到着。国道を少し京都よりに戻ると登り口が見えます。午前10時登頂開始。
 

緩やかな山道をしばらく登ると、最初の分岐。ここは迷わず権現山方面へ。


 登り始めて、2時間弱程で、権現山山頂到着。ここまで全く問題なし。権現山山頂に人探しの張り紙を見つける。よく読むと先月来たときに捜索隊が探していた男性のことと分かる。まだ、見つかってないんや...。再び気を引き締める。午前11時30分。


ホッケ山までの尾根伝い。景色も素晴らしく、天候も文句なし。この日はノースフェースのベースレイヤーに、フリースが基本。時折、強い風がフリースを通り抜けて行くが、火照った体にはそれくらいが丁度心地よい。


 前回はここでお昼を食べたけど、今回はスニッカーズを頬張って先を急ぐ。金糞峠までまだまだ先は長い。この時点で12時過ぎ。


小女郎峠にさしかかる。左手に見えるのが小女郎ヶ池。この前来たときは、気付かなかったが、こんなに近いとは。今回は池に寄り道せず、まっすぐ蓬萊山を目指す。

しかし、まあここまでは先月来たルートそのものなので、全く問題なし。15キロの荷物を担いでいるにも関わらず、山と高原地図のコースタイムを上回る好ペース。テント泊縦走デビューにしては、出来過ぎで一寸調子に乗る。丘の上が蓬萊山。


雪がすっかり溶け、スキー場は様変わり。奥の琵琶湖が霞んでまるで空に浮いている様。


スキーシーズンじゃなくても、琵琶湖バレイはそこそこ賑わっている。バレーボールをする女の子たちに、サッカーをする子供連れ。


 
ジップラインを楽しむ人たち。高度も距離も結構あって楽しそう。挑戦してみたいけど時間がないので、また今度。この後、ゴンドラ乗り場(打見山頂上)まで歩いて、お昼を取る。


打見山から比良岳に向かう道中は、琵琶湖バレイのスキーコースを通り抜けて行く。雪のないジャイアントコース。思いっきり人間の手が入っている山やけど、そこかしこに鹿の糞が落ちている。「鹿は逞しいな〜」と思ったり、「動物の住処を壊して、人間て奴は...」と思ったりと何とも言えない気持ちになる。


 
かまどが見えてたら、比良岳への分岐のサイン。かまどの裏を右手に上がります。ここいらへんは元琵琶湖バレイのキャンプ場。今は営業してないみたいやけど、登山者には立派なテント場になります。奥でテント張っている方もいらっしゃいました。


比良岳への分岐。木戸峠。左に行けば比良岳。右はクロトノハゲ行き。


ここら辺りから、未知のエリア。初めてのコース。比良岳手前の最後の道しるべ。ここまで順調だったのだが、この道しるべを最後に僕の山登りに不安の影が差し掛かる



最後の道しるべをすぎると標高差のないエリアに抜け出るが、明らかにおかしい。本来ならば比良岳に向かって斜面を登らないといけないのだが、それらしきマーカーがない。踏み跡みたいなのあるけど、これどう見たってコース外れるよな。



仕方が無いので、iphoneのGPSを頼りに斜面を登り出す。どう見たって道ないよね。道&マーカーがない山登りなんて初めての経験なんで、この時点で少しドキドキ。


どうにかこうにか、尾根に出る。GPSで確認したが、ここが比良岳の頂上で間違いなさそうだ。取り合えず証拠写真を一枚取る。しかし、案内が何も無い。不安だな〜。案内もなけりゃ、三角点もない。なんだこの山。比良岳ってそこそこ有名なんじゃないの?


気を取り直して烏谷山に向かう。最後の道案内から30分。やっとマーカー発見!小さい!こんなん見つけられんわ。このとき既に15時45分。琵琶湖バレイでの昼ご飯をゆっくりしすぎた事を反省。先を急がないと夕暮れまでにテント場にたどり着けない。


そうこうすると、久しぶりの道案内が、っておい!なんで「比良岳」ここなんですか。この案内のあるところは、頂上ではありません。それでも、道案内がくれる安心感は半端ではない。取りあえずホッとする。ちなみに山と高原地図2010年版には、比良岳に水場があるとされているが、そんなモノは見つけることは出来なかった。無くなっているのか、それとも俺が見つけれていないだけなのかはさておき、このあたりはルートファインディングが難しいので、今後この水場を当てにするのはやめた方が、無難だなと思った。


琵琶湖バレイのゴンドラ乗り場が、遠くに見える。頑張ってんな俺。今日のコースの2/3位来たかな。


またまた標識。周りを見渡すとどう見ても烏谷山の頂上とは思えない。どうやらここの道しるべは山の麓に差し掛かったら出てくるのか。この頃になると、もう標識があまり信じられなくなる。まあ、コース外れてないやくらいの感じ。


烏谷山の標識から20分程歩くと、三角点が。これが頂上でしょ。それでも周りに烏谷山の文字は一切見えず。


荒川峠の案内。これは正確の様で、中谷方面への分岐が右手に見える。



大分、日が沈んできたけど、南比良峠を越えると今夜の宿泊予定地 金糞峠。しかし、これが運命の分かれ道なることを、このときの僕は気付く由も無かった... (続く)

                           

















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